テクノロジーNEXT 2018 13Aバイオ×全産業 新製造革命

13Aバイオ×全産業 新製造革命 2018年6月13日(水) 9:30~16:30

製造革命、インダストリー4.0の次に来る「バイオエコノミー」の衝撃DIYバイオ、スマートセル、セルロースナノファイバーが変える世界

 ゲノム解読が完了して以降、ライフサイエンスの研究は急速に進展し、その知見を応用した産業化の取り組みは加速している。一方で、欧州を中心に脱化石燃料を図りながらバイオ関連製品による経済成長を目指す「バイオエコノミー」という概念が広まりつつあり、各国はバイオ産業の振興を図るためのバイオエコノミー戦略を打ち出している。この結果、自動車や素材、電機、エネルギーなどの産業はどのような影響を受けるのか、どのようなバイオ関連技術が製造業の中で台頭してくる可能性があるのかを探るセッションをお届けする。1つ目の話題は既に産業利用が始まっており、今後、樹脂に配合して大きな市場を形成すると期待されているセルロースナノファイバー。日本製紙の研究所長にその可能性を聞く。2つ目の演題はスマートセルインダストリー。ゲノム×AIにより、微生物による素材製造がどのように変わるのか、プロジェクトをリードする神戸大の近藤教授に解説してもらう。3つ目の演題はDIYバイオ。かつてIT業界でガレージベンチャーが台頭したのと同じような事態が、バイオの世界でも生じつつある状況を、デジタルガレージに投資育成側の立場から解説いただき、プレイヤーの立場であるベンチャーからもプレゼンしてもらう。

開催概要

開催日時 2018年6月13日(水) 9:30~16:30(開場 9:00予定)
会場 ベルサール御成門タワー(東京・御成門)
東京都港区芝公園1-1-1 MAP ↗

プログラム

9:30 - 10:30

【イントロダクション】
ゲームチェンジャーとしてのバイオ
~製薬産業で何が起こったのか

ゲノムサイエンスの進展を背景に、バイオ製品が様々な産業の中に入り込もうとしている。先陣を切ったのは製薬産業。2000年ごろは医薬品のほぼ全て化学品だったが、その後、バイオ医薬品が市場を席巻した。研究手法も製造技術も異なるバイオ医薬品に対応できたかどうかが企業の盛衰を左右した。

橋本 宗明

日経BP
日経バイオテク編集長
橋本 宗明

10:30 - 12:00

【基調講演】
自動車・電機・エネルギー・建築産業に波及する「バイオエコノミー」の衝撃

世界で始まった「バイオエコノミー」の主導権争いは既存産業にどのような影響を与えるのか。バイオエコノミーを巡るグローバルな動向と、日本のバイオ戦略の推進施策、それが産業全般にどのように影響を及ぼすのかについて、経済産業省の担当官に紹介いただく。

上村 昌博 氏

経済産業省
商務情報産業局生物化学産業課長
上村 昌博

プロフィール
1993年通商産業省入省後、サービス産業、環境リサイクル分野、バイオテクノロジー分野、中小企業政策などを担当。長崎県庁に出向した後、経産省で情報セキュリティ政策室室長、内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室参事官を経て2017年7月より現職。
13:00 - 14:00

セルロースナノファイバー
~バイオマス新素材が自動車、建築を変える

植物のセルロースを直径数ナノメートルサイズまでほぐして得られる「セルロースナノファイバー」。ユニークな物性から様々な用途での開発が進められる一方、樹脂などに配合して輸送機器の車体などに利用できないか検討が続けられている。セルロースナノファイバーの産業化のトップを走る日本製紙の研究所長に用途開発の現状と今後の展開を解説いただく。

河崎 雅行 氏

日本製紙
研究開発本部セルロースナノファイバー研究所長
河崎 雅行

プロフィール
1986年3月広島大学大学院理学研究科化学修士課程を修了。同年4月山陽国策パルプに入社。93年4月十条製紙との合併で日本製紙。入社後は主に印刷用紙・新聞用紙の印刷評価、製造技術に関わる研究に従事。2007年から研究企画部門に移り、木質バイオマスを原料とした様々な開発に関わり、その一としてNEDOプロジェクトでCNF研究を担当。NEDOプロジェクト終了後はCNFの実用化に向けた検討の専任となり、16年10月にCNF研究所を設立し現在に至る。
14:00 - 15:00

スマートセルインダストリー
~ゲノム×AIで化成品、機能性素材の製法が変わる

微生物の遺伝子を組み換えて作り出される化合物を解析し、そのデータをAIを用いて機械学習し、目的化合物をより効率良く生産する微生物生産システムを作り出す「スマートセルインダストリー」。ゲノム×AIにより、様々な化成品が遺伝子組換え微生物によって製造できるようになると期待されている。どのような将来を視野に入れ、どのようなプロジェクトが進められているのかについてプロジェクトをリードする近藤教授に紹介いただく。

近藤 昭彦 氏

神戸大学
科学技術イノベーション研究科長
近藤 昭彦

プロフィール
1983年京都大学工学部卒業。九州工業大学講師、同助教授、神戸大学工学部助教授、同教授を経て、2016年より現職。また、神戸大学統合バイオリファイナリーセンター長、理化学研究所バイオマス工学研究部門細胞生産研究チームリーダーおよび、健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス推進プログラム副グループディレクター、バイオプロダクション次世代農工連携拠点長を兼任。
15:15 - 16:30

DIYバイオ
~米西海岸発ガレージベンチャーの熱気再び

バイオ関連の研究機器などの価格下落を背景に、大学や研究機関に限らず、研究者個人が細胞培養や遺伝子組換え研究などを手掛け、ベンチャーを起業する動きが米西海岸などを中心に活発化している。かつてのIT産業のガレージベンチャーを髣髴とさせる「DIYバイオ」の動向や、それを取り巻くエコシステムについて、支援を手掛けるデジタルガレージの枝執行役員に解説いただく。

デジタルガレージ
執行役員
枝 洋樹

DIYバイオ発の細胞農業ベンチャー

動物の細胞を培養して食用に利用しようというShojinmeetというDIYバイオプロジェクトからスタートしたベンチャー。細胞を低コストで大量培養する技術の構築に取り組み、食品や化粧品、再生医療など様々な出口を目指している。

羽生 雄毅 氏

インテグリカルチャー
代表取締役CEO
羽生 雄毅

プロフィール
2010年、オックスフォード大学博士(化学)、東北大学多元物質科学研究所、東芝研究開発センター、システム技術ラボラトリーを経て、2014年、細胞農業の実現に向けて研究者や学生数名とともにクリーンミート(純肉)の研究開発の有志団体"Shojinmeat Project"を立ち上げ、2015年、DIYバイオ手法により個人宅にて低価格細胞培養液を開発し、純肉の事業化に向けてインテグリカルチャー(株)を設立。

手軽に起業、創薬目指す若手研究者

東京大学生産技術研究所でポスドクをしていた研究者が、アイデアに基づいてライトに起業。ALSなどの神経難病の治療薬の研究に有用な技術の製薬企業などへの提供を目指す。DIYバイオの拠点である渋谷のBioCafeで創業期を過ごした。

川田 治良 氏

Jiksak Bioengineering
代表取締役
川田 治良

DIYバイオ×アートが描く近未来世界

DIYバイオのコミュニティに参加し、活躍するアーティスト。バイオアートやスペキュラティブ・デザイン、デザイン・フィクション等の手法によって、テクノロジーと人がかかわる問題にコンセプトを置いた作品が多い。作品を通して、近未来の有り得べき世界を紹介いただく。

長谷川 愛 氏

東京大学大学院
特任研究員
長谷川 愛

プロフィール
岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(通称 IAMAS)にてメディアアートとアニメーションを勉強した後ロンドンへ。数年間Haque Design+ Researchで公共スペースでのインタラクティブアート等の研究開発に関わる。2012年英国Royal College of Art, Design Interactions にてMA修士取得。2014年から2016年秋までMIT Media Lab,Design Fiction Groupにて研究員、2016年MS修士取得。2017年4月から東京大学 特任研究員。(Im)possible Baby, Case 01: Asako & Morigaが第19回文化庁メディア芸術祭アート部門にて優秀賞受賞。森美術館、アルスエレクトロニカ等、国内外で展示を行う。

DIYバイオのセッションで登壇した4人と
日経バイオテク編集長 橋本宗明によるディスカッション

  • ※途中、休憩が入ります。
  • ※講演時刻等、随時更新いたします。また、プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。

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■最少開催人員:
50名。参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。