米Qualcomm社は、IoTエッジ機器のビジョン処理に向けたブランドとして「Qualcomm Vision Intelligence Platform」を立ち上げて、第1弾のSoCを2製品発表した(ニュースリリースブログ)。チップに加えて関連のソフトウエアも提供する。その中には学習済みニューラルネットワークをSoCに実装してAI推論を行うためのソフトウエアが含まれる。これらを利用することで、例えば、AI(スマートタイプ)監視カメラの開発が容易になる。

サンプル出荷が始まったSoC「QCS605」(左)と同SoCを使った360度VRカメラのリファレンス設計。Qualcommの写真
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 Vision Intelligence Platformの応用先としてQualcommは、産業及び民生向け監視カメラや、スポーツカメラ、ウエアラブルカメラ、360度・180度Virtual Reality(VR)カメラ、ロボティクス、スマートディスプレーなどを挙げる。リコーと中国KEDACOM社(Keda Communications社)がVision Intelligence Platformを利用した機器を開発する計画だという。

 今回発表されたSoCは 「QCS605」と「QCS603」の2製品で、共に韓国Samsung Electronics社の第1世代10nm FinFETプロセス(10LPE)で製造する。どちらも現在サンプル出荷中である。Qualcommと台湾Altek 社は、QCS605をベースにした360度VRカメラのリファレンス設計を現在提供中。QCS603をベースにした産業用監視カメラのリファレンス設計は2018年後半に提供開始の予定である。

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