本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 米Amazon.com社の無人店舗「Amazon Go」、米Walmart社の店舗で在庫をチェックし商品の値札を確認するロボット「Bossa Nova」(別記事参照)などが話題になっている。そんな中、韓国の流通業界もリアル店舗でAIとロボットを本格的にテストし始めた。

 韓国では「直購」といって、米国や欧州、中国など世界中のEC(電子商取引)サイトを検索し、韓国での価格より関税込みでも安いお気に入り製品を探し出して購入。韓国まで海外配送してもらう買い物スタイルが定着している。特に本人が使うもので150米ドル以下の商品は関税がかからないため、直購は増えるばかりである。最安値検索も韓国のECサイトだけでなく、世界中のサイトを比較する。

 この自宅にいながら簡単にできる“世界中からのお取り寄せ"により韓国の消費環境は激変している。韓国政府が毎月公開する「流通業売上動向」によれば、2018年4月時点でECの売上高は15.9%増加したが、非ECのリアル店舗は1.0%の増加に留まった。しかも増加分はコンビニによるもので、デパートやディスカウントショップなど、コンビニ以外は売上高も購買件数も購買単価も減少し続けている。

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