本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 協働ロボットの領域で大きなシェアを持つデンマークUniversal Robots(UR)社。累計出荷台数は2万4000台を超えている。

  同社の共同創業者で、協働ロボット向け国際技術文書「ISO/TS 15066」の策定にも関わったCTOのEsben Østergaard氏に同社の現状と協働ロボットの安全に対する考え方を聞いた(図1)。

図1 UR社の共同創業者CTOのEsben Østergaard氏
デンマークUniversity of Southern Denmarkで准教授を務めていた2005年にUR社を共同創業した。日本の産総研に客員研究員として在籍していたこともある。

現在の事業の状況はどのような状況か。

Østergaard氏 当社のロボットの累計出荷台数は2万4000台ほどで、出荷台数は年を追うごとに倍々のペースで増えている。

  これまでロボットを全く使っていなかったような新規のユーザー層が多い。例えば、建設現場、レストランのような外食産業、航空機のコックピットシステムのテスト、超音波プローブを人に当てる用途など、我々が思いもしないような用途に広がっている。

 世の中でロボットで自動化されておらず、人間の手作業に頼っている場面は山ほどある。恐らく既存の産業用ロボットの数千倍ほどの規模の市場がある。だから、協働ロボットの広がりはまだまだ続くはずで、当社の事業もさらなる成長に向けて大きな潜在性があると考えている。

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