ADLINKジャパンは、「第7回IoT/M2M展 春」(2018年5月9日~11日に東京ビッグサイトで開催)にブースを構え、ROS2(Robot Operating System2)を搭載する産業ロボットの開発に向けた、台湾ADLINK Technology社のスターターキット「Neuron」を展示した。さらに、このキットをベースに開発したロボットを使ったデモンストレーションも行った。

ブースでのデモ。Neuronをベースに開発したロボットが、付かず離れずで、説明員の後を追う。日経 xTECHが撮影。約25秒間。消音ずみ

 「Neuron」は、このキット専用のMini-ITXフォームファクター(170mm×170mm)のボードコンピューター、およびソフトウエア(ROS2など)からなる。ADLINKジャパン代表取締役社長の服部幹雄氏によれば、ROSからROS2になったことで、DDS(Data Distribution Service)機能が含まれるようになった。これにより、ロボットの自律動作が可能になったという。

Neuronの構成。ADLINKのスライド
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 例えば、複数のAGV(Automated Guided Vehicle)が同じ空間で動作している場合に、AGV同士が衝突しないようにする管理/制御は次のように変わる。オリジナルのROSでは、管理のためのマスターを置く必要があった。マスターが全AGVの動きを管理して、各AGVに指令を出すことで衝突を防ぐ。

 一方、ROS2では、DDS機能によってAGV自身が他のAGVの状況を把握し、自ら衝突を回避することが可能になる。また、複数のAGVが同期して動作するケース(例えば、1列に並んで同じ方向に動く場合)では、一糸乱れぬような動きが可能になるとのことだった。

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