PCのどこに不満があるのか。これまで独自アンケートの調査結果を紹介してきた。最終回は、快適に使えるPCの選び方についてポイントをまとめた。

CPUとメモリーに唯一解はない

 大半のユーザーが、PCを選ぶ際にはCPUとメモリーを気にするだろう。用途に対して性能不足となるCPUやメモリー容量を選択するのは避けるべき。ただPCの用途は様々なので、「このCPUとメモリー容量を選んでおけば大丈夫」という唯一の正解のようなものはない。

 例えば、業務用のPCは個人で使うPCほど高性能でなくてもよい、という話を聞いたことはないだろうか。しかし最近は、「自社でチラシを作るような企業が、PR動画の編集もするというケースが増えている。動画編集に必要なCPUは比較的分かりやすく、最低でCore i5、かなり編集をするならCore i7だろう」(マウスコンピューター コーポレート営業部の金子 覚部長)。

 自分の用途に合ったCPUはどれかを判断するために、似たような用途の事例をあたってみるのは1つの方法だ。金子部長は、「グループウエアと基幹システムのアプリ、メールソフトなどを、CeleronとSSDを搭載したデスクトップPCからは支障なく使えて、CeleronとHDDを搭載したデスクトップPCだとクレームが出ることがある」と説明する。

 メモリーはどうだろうか。Windows 10の64ビット版のメモリーに関する要件は2GBが必須。現行製品にはメモリー2GBのものがあるが、何らかのアプリケーションを使うと考えると、さすがにこれは厳しい。4GB以上が現実解ということになる。またノートPCの中には、メモリーの増設ができなかったり、難しいものがあったりする。この可・不可や可能な場合の難易度は、検討時に調べておいた方がよい。

 Webを閲覧する程度ならそれほど多くのメモリーは必要ないかというと、そうとも言い切れない。マウスコンピューターの金子部長は一例として「業務アプリをGoogle Chromeで使っているユーザーがいる企業で、ブラウザー画面をたくさん立ち上げて使っていたら4GBが一杯になってしまったという実例がある」と話す。タスク マネージャーで使用メモリーを調査して容量を決めるくらい念入りな準備が必要かもしれない。

スペック表には必ずといってよいほどCPUとメモリー容量が記載されている
[画像のクリックで拡大表示]