中国のOEM/ODM企業を使えば誰でも「ものづくり」ができる――。そんな風に考えていないだろうか? 実際、クラウドファウンディングなどを舞台に「見たこともなかったような製品」を発表し、羽ばたいていくスタートアップ企業を見ると「誰でもできる」は夢物語ではないようにも思える。
 しかしもちろんそれは真実ではない。そこでこの連載では海外のODM/OEM企業を利用しファブレス形態で、実際に「ものづくり」を成功させた小さな企業の代表者に、小さなものづくりスタートアップの実態や独特のノウハウを、リレー連載形式で語っていただく。
 書き手の一人は国内のものづくりスタートアップの先駆者の1つであるCerevo創業者で現Shiftallの岩佐琢磨CEO。もう1人は低価格大容量のモバイルバッテリーのブームを作った「cheero」に関わり、現在はスマホケース「RAKUNI」をヒットさせているトーモの東智美代表である。
 第1回はまず、トーモの東代表からご登場いただこう(日経 xTECH編集部)

 はじめまして。トーモの代表を務める東智美です。弊社は「RAKUNI(ラクニ)」という背面フリップ型の本牛革製スマートフォン用ケースを作っているとても小さなメーカーです。従業員は5名。吹けば飛ぶような会社ですが、なんとか今まで無借金で経営してきました。

トーモの「RAKUNI」ケース
背面フリップ型の独特の形状でiPhone用を中心に人気を博している
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 この連載では極小メーカーの1社として、小さな会社がものづくりの事業を営むためのノウハウや苦労、楽しさを、もう1人の筆者であるShiftall CEOの岩佐琢磨さんと分担しながら解説していきたいと思っています。なるべく具体的なお話を交えていくつもりなのでご期待下さい。

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