IT・家電ジャーナリストの安蔵 靖志さんはデジタル家電や生活家電取材のスペシャリスト。そんな安蔵さんに「最近売れているキッチン家電」とそれが売れてる理由を解説してもらうのがこの連載だ。今回はこれまでの3回とちょっと趣向を変えて注目の家電ベンチャー「バルミューダ」の強さの秘密を解説する(日経 xTECH編集部)。

 キッチン家電は毎年のようにヒット商品が登場し、市場だけでなくテレビや雑誌などのメディアを賑わせている。もちろん、冷蔵庫や洗濯機などのカテゴリーでも毎年ヒット商品は登場している。しかしおいしい食事を手軽に作れることは、我々のライフスタイルの根幹を大きく変革する可能性を秘めている。そのため、ほかのカテゴリーに比べて注目度が高いのだろう。

 そんな中でここ数年で急速にブランド力をアップさせた新興家電メーカーがある。それが東京都武蔵野市に拠点を構えるバルミューダだ。

バルミューダが2015年6月に発売した「バルミューダ ザ・トースター」(最新モデルの実勢価格は2万2900円)と、バルミューダ代表取締役社長の寺尾玄氏
[画像のクリックで拡大表示]

 バルミューダは2015年5月「Hello Kitchen!」をキーワードにキッチン家電への参入を発表し、「バルミューダ ザ・トースター」を6月に発売した。翌2016年10月には電気ケトルの「バルミューダ ザ・ポット」、その翌年の2017年2月には電気炊飯器の「バルミューダ ザ・ゴハン」、同年12月にはオーブンレンジの「バルミューダ ザ・レンジ」を発売し、ラインアップを拡充し続けている。

 特に第1弾モデルのザ・トースターはかなりの大ヒットとなり、家電量販店などでも品切れが続出。一時は数カ月待ちになるほどの人気ぶりであった。ザ・ゴハンも一時期品切れになるほど。2017年12月に発売したザ・レンジなどは現在まさに注文から1~2カ月ほど入荷待ちの状況になっている。

この先は有料会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)登録で6月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら