ノートPCの一部製品には、LTE通信機能が付いたモデルがある。iPadなどのタブレット製品に、Wi-FiモデルとWi-Fi+セルラーモデルがあるのと同じだ。このLTE機能も出張時に重宝することがある。今回はそのメリットと、製品選択および使用時のポイントを考えてみよう。

 LTE通信機能付きのノートPCは、携帯電話の電波が届く範囲ならどこでもインターネットに接続できるのが強みだ。スマートフォンのテザリングやモバイルルーターもネットにつなぐという使い方は同じだが、これらの機器をカバンから取り出して電源を入れたりする作業が不要になる点で、LTE内蔵PCよりも手間がかかる。

LTE対応は高価な製品だけとは限らない

 LTE通信機能付きのノートPCというと、高価なうえに維持費がかかるという印象を持つかもしれない。しかし最近は、10万円以下のノートPCにもLTE通信機能を搭載する機種がある。また、最近は低料金のデータ専用の格安SIMが出ており、それを使えば月々の維持費を1000円以下に抑えられる。プリペイドSIMカードを使って、利用したいときだけ使う手もある。

 最近発売された製品を例に、使い勝手などを見ていこう。

 マウスコンピューターの「m-Book J350SN-S2-LTE」は、LTE通信機能を搭載する13.3型のノートPC。直販価格は税別9万9800円だ。

 CPUは、4コアで動作周波数が1.6GHz(最大3.4GHz)のCore i5-8250Uを採用。メモリーは8GBで、起動ドライブに240GBのSSDを搭載しており、Windows 10を動かすには十分な性能だと言える。画面解像度は1920×1080ドット。HDMI、アナログRGB、有線LANなどの端子を備えており、ビジネス用途にも向く。重量は約1.5kgと最軽量クラスではないが持ち運べる。バッテリー駆動時間は約8.1時間と長く、出張でも使えるだろう。

「m-Book J350SN-S2-LTE」は、必要最低限の機能を抑えつつLTEを搭載しながら、9万9800円と低価格なノートPC
(撮影:スタジオキャスパー、以下同じ)
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