日経AutomotiveのDisassembly Report「DCTに22kWのモーター組み込む ホンダ『フィットハイブリッド』(上)」の転載記事となります。

 ホンダは新世代のHEVから、従来のニッケル水素電池をリチウムイオン電池に切り替えた。その狙いは、軽量化と高出力化の両立であり、コストや安全性を含む信頼性を重視するトヨタとは対照的な選択だ。

 インバーターを含めた電池パックは、荷室下の本来スペアタイヤを搭載するスペースに積む。進行方向に向かって右側にリチウムイオン電池を置き、左側にDC-DCコンバーターとインバーターを重ねて配置する(図13)。

図13 IPUの外観
この状態で荷室下に収納し、周囲にダクトが付く。

 このユニットは、IPU( インテリジェント・パワー・ユニット)と呼び、鋼製のフレームとその周囲を覆う樹脂製ケースで構成する(図14、15)。IPU全体としては、従来型よりも体積を23%、質量を6%削減したという。

図14 IPUを分解した状態
奥の樹脂製カバーの下に、リチウムイオン電池を4モジュール搭載。手前の空隙部には、DC-DCコンバーターとインバーターが重ねて収納される。
図15 IPUの周囲を覆う樹脂製ケース
ノイズ・防水対策のためにIPU全体をケースで覆っている。内部には不織布の遮音材が敷き詰められている。

この先は有料会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)登録で6月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら