「新商品・新サービス開発プロジェクトリーダー養成講座」は、新商品や新サービスの開発のプロジェクトを率いるリーダーに必要な知識や考え方を、3日間のコースで伝えます。その講師を担当して気が付いたことの1つが、世の中には意外と「プロジェクトとは何か」が知られていないことです。

 この講座では3~4人のグループに分かれるワークショップの時間があって、プロジェクトの組織図を描いてもらうのですが、7割ぐらいのグループが図1のように描くのです。プロジェクトマネージャーがいて、そこに営業部門、製造部門、技術部門、マーケティング部門、品質保証部門がいる。こういう組織図を描くんです。それぞれの部門のイメージは、実質的に「部」です。営業部、製造部、技術部、マーケ部、品証部です。これをプロジェクト組織だと思っている人が多いということです。

図1 7割の人が描いた「プロジェクトの組織図」
図1 7割の人が描いた「プロジェクトの組織図」
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 これは、プロジェクトの組織ではありません。日本のものづくりでは、プロジェクトというものがいかに認識されていないか、を示していると思います。