(1)選択科目の分類

 建設部門の11の選択科目の出題範囲や内容は様々ですが、元は同じ建設事業(社会資本整備)です。したがって、ある程度のグループ分けが可能です。下の図4.1に建設事業と建設部門の選択科目との関係を示します。

図4.1 建設事業と各選択科目の主な出題範囲との関係
※建設環境の「計画」は事業計画のうち、環境アセスメントなど環境面の計画が対象
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 「計画」分野からの出題比率が高い都市計画や河川砂防、港湾空港、電力土木、道路、鉄道の6科目は、出題傾向が直接、国土交通政策の方向性に影響を受けます。この4—2節では、これらの6科目を「計画系」のグループに分け、それらに共通する勉強方法について説明します。

 他方、道路や河川、港湾などの事業に共通する調査や事業の計画、設計、施工計画の検討や施工管理などが主な出題範囲となる土質基礎や鋼コンクリート、トンネル、施工計画、建設環境の5科目を本節では「基礎工学系」のグループとし、これら5科目に共通する勉強方法について解説します。建設環境は「計画」の分野からも出題されていますが、環境アセスメントなど環境面の計画が対象ですので、「基礎工学系」に分類しています。

 「基礎工学系」であっても、対象とする構造物は国土交通政策の方向性に影響を受けます。例えば、土質基礎の基礎杭や鋼コンクリートの橋梁が道路橋であれば、道路政策の方向性に影響されるわけです。

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