iPhone Xを入手して3カ月ほど経過した。報道を見ると、どうやら売れ行きが芳しくなく、パーツの生産が減速しているという。巷でも、iPhone Xを使っている人はさほど多くなく、他のモデルの方がはるかによく見かける。例えば、iPhone 5sからiPhone 6に切り替わったときのように、そこでもここでも新モデルを見るといった状況ではないのだ。

 今回は、僕が3カ月間使って気付いたiPhone Xについての素直な感想と、売れない理由。また、これから買おうと考えているユーザーはどうすればよいのかをまとめていこうと思う。

 さて、まずはデザインからだ。

新登場のiPhone XはiPhoneシリーズのフラグシップとして君臨する
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デザインは素晴らしすぎるがターゲットを絞りすぎた

 iPhone Xの外装はとにかく素晴らしく、このクォリティは他のスマホを完全に周回遅れにしている。手に入れて3カ月経った今でも、使う度に素敵だと思う。特にガラスのバックパネルと磨き上げた金属のバンドは神々しいほどだ。

 ただ、これは僕にとって素晴らしいという話で、結局のところ万人向きではなかったのだ。最初のレビューでも指摘したのだが、とにかく大人っぽい。iPhoneはどんどんカラーバリエーションを増やし、ゴールドの次にはピンクゴールドまで登場した。とてもかわいらしく、女性向きなカラーだ。

 ところが、iPhone Xは、若年層を切り捨てたかのようなデザインとカラーだ。これは良しあしの話ではなく、ユーザー数が増えないと思うのだ。過去、新しいiPhoneが出る度に話題にしていた周囲の若者や女性は、iPhone Xへの関心が間違いなく薄い。

素晴らしい完成度のバックパネルだが、見方によってはあっさりしすぎている
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磨き上げたステンレスのフレームも素晴らしい
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