スマートフォンやタブレットでYouTube、Netflixなどの動画コンテンツを楽しんでいる方も多いはず。メーカー各社は、動画コンテンツを楽しむために画質はもちろん、音にもこだわったモバイル端末の開発に力を入れるようになってきた。国内の大手通信キャリアが2018年夏モデルとして発表した端末の中には、「Dolby Atmos」(ドルビーアトモス)に対応するものがあるが、これはそうした動画を楽しむための音響技術だ。

劇場からホームシアター、そしてスマホに広がるドルビーアトモス

 ドルビーアトモスは、米ドルビー・ラボラトリーズが開発した最新のサラウンド技術だ。従来のサラウンド技術とは違い、音を3次元空間の中に“オブジェクト”として配置して、その位置情報とタイミングを音源に付け加える。これにより3次元空間の中で音が縦横無尽に駆け巡り、その場に自分がいるような臨場感を味わえるというものだ。

スマートフォンにも広がるサラウンド音響技術「ドルビーアトモス」とはどんな技術なのか?対応する最新端末で実力を確かめてみた
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 2012年ごろに映画館で採用が始まったドルビーアトモスは、現在国内では23の劇場に導入され、間もなく24件めの劇場がオープンする。全世界では75の国と地域の3500以上のスクリーンで楽しめる。

 2014年ごろからAVアンプのドルビーアトモス対応が始まり、ドルビーアトモスは劇場だけでなくホームシアター製品でも楽しめるようになってきた。ドルビーでは3次元空間内での音源の動きをより正確に再現するためになるべく多くのスピーカーを使うことが理想的としているが、サウンドバータイプのホームシアターシステムでも簡易にドルビーアトモスのサウンドを楽しめる。

 そして2014年の後半に、スマホやタブレットなどモバイル機器向けのドルビーアトモス技術が発表された。最初にこれを搭載した端末はアマゾンのタブレット「Kindle Fire」シリーズで、最近ではハイエンドスマホにもドルビーアトモスが搭載されるようになってきた。