工務店が作成した図面を基に、木材をプレカット。木造軸組み工法で柱や梁、合板を組み合わせてパネル化し、さらにサッシや断熱材を取り付け、防水紙の施工まで一括して工場で製造する〔写真1〕。その後、現場にパネルを運搬してクレーンで吊り上げて組み立てる〔写真2、3〕。一般的な住宅であれば、現場に搬入してから上棟し、さらに中間検査が受けられる状態にするまでに1日で済む。

 そんな一連の作業を一括で担う受託製造サービスを、ウッドステーション(千葉市)が6月1日から本格的に開始した。実証のために約300棟を建築して、事業化に踏み切った。

〔写真1〕プレカットした木材を使ってパネルを製造。サッシや断熱材の取り付け、防水紙の施工など、大工が現場で行う作業を工場で完了させる(写真:ウッドステーション)
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〔写真2〕パネルはクレーンで吊り上げて施工する。パネルを運搬するトラックとクレーン車が現場まで入れることがこのサービスの適用条件となる(写真:ウッドステーション)
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〔写真3〕ウッドステーションはパネルの組み立てに関する技術指導も行う。引き渡し時には玄関ドアも設置しているため、施錠して防犯対策もできる(写真:ウッドステーション)
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 ウッドステーションは三菱商事建材とテクノエフアンドシー(東京都杉並区)が4月に設立した会社だ。木造軸組み工法の構成要素の部品化と、建て方の大工作業の工業化を目指したサービスを提供する。建築コストは従来と同程度に押さえた。フランチャイズチェーンやボランタリーチェーンとは事業モデルが異なる。

 事業の主な流れはこうだ。工務店は窓口となる三菱商事建材に発注する。発注を受けて、ウッドステーションが工務店と打ち合わせを行い、パネルの製造を工場に指示する〔図1〕

 パネル製造工場の機能はテクノエフアンドシーと大型パネル生産パートナー会が受け持つ。同パートナー会はプレカット事業者で構成する会だ。加入するには条件がある。8月から10月の毎月1回、説明会を実施して加入事業者を募る予定だ。パートナー会が製造したパネルはテクノエフアンドシーが品質を確認して、建築現場に納品する。

〔図1〕ウッドステーションは工務店との対応を担うほか、パネルの生産なども指示。プレカット事業者にパネル製造用のミニ量産機を、テクノエフアンドシーには大量量産機を無償で貸与する(資料:取材を基に日経ホームビルダーが作成)
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 現場での組み立ては主に工務店の大工が担う。ただし、材工での発注も可能で、上棟までウッドステーションが担当することもある。上棟後の内部や外部の仕上げは従来通り、工務店の大工が行う。

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