シェアハウスなどの開発で知られるUDS(東京都渋谷区)が「学生レジデンス事業」に乗り出した。第1弾となるのが、神奈川県・湘南台駅至近で開業した「NODE GROWTH(ノード グロース)湘南台」だ。1階には地域の人も利用できるカフェ「リラックス食堂 湘南台」を備え、4月2日に開業した。

 街づくりの視点でコーポラティブハウスやシェアハウス、ホテルなどの事業を展開し、事業企画から建築設計、店舗運営までを幅広く手掛けてきた同社のノウハウを随所に生かしている。企画段階で学生のリアルな声をヒアリングするワークショップを開催し、要望を空間に反映した。

UDSの新業態となる学生レジデンス「NODE GROWTH(ノード グロース)湘南台」。3月16日に開業した。1階には食堂を備え、平日は地域の人も利用できる(写真:日経アーキテクチュア)
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開業後の1階食堂の様子。夕食を楽しむ寮生たちでにぎわう(写真:UDS)
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 事業主はUDSの親会社である小田急電鉄。小田急電鉄が所有し、駐車場としていた敷地を活用した。狙いは沿線の活性化だ。UDSが事業企画、基本設計、デザイン監修、運営を手掛け、実施設計と施工はフジタが担当した。建物は地上10階建ての鉄筋コンクリート造で158室を備える。

NODE GROWTH湘南台のフロア構成イメージ。地域の人と寮生のリビングとなるカフェ「リラックス食堂 湘南台」が1階に入居する。2〜5階が男女共用のスタンダードルーム、6〜8階が女性専用のスタンダードルーム、9階と10階が男女それぞれのシェアルーム(資料:UDS)
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 部屋タイプは大きく2つ。トイレやシャワーを共有する最大約9m2の「シェアルーム」と標準的な水回りを居室に備えた最大約17.5m2の「スタンダートルーム」だ。スタンダートルームには、バスタブ付きとシャワーブースのみの2タイプがある。

 いずれも限られた空間を有効に使える「見せる収納」とした。家具はすべてオリジナルで製作したもので、「無印良品」の収納雑貨がすっきりと納まる寸法に設計。シェアルームは、トイレやシャワーは共用ながら、デスクを兼ねる洗面台を各部屋に備えた。洗面台はあると確かに便利そうだ。ありそうでなかったアイデアは、ホテルなどで培ったノウハウを生かしたものといえる。

シェアルームの一例。トイレやシャワーは共用ながら、デスクを兼ねる洗面台が各部屋に備えられている(写真:日経アーキテクチュア)
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バス・トイレ、独立洗面台付きのスタンダードルームの例。家具は全てオリジナルで製作した。「無印良品」の収納雑貨がすっきりと納まる寸法に設計されている(写真:日経アーキテクチュア)
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 シェアルームが50室、スタンダートルームが108室あり、賃料はそれぞれ、最大で4万3500円、6万9500円(入館費や保証金、食費などは別途)。

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