米アップルは2018年3月27日(米国時間)、米イリノイ州シカゴで教育イベントを開催し、329ドルと価格を据え置いたiPad(第6世代)を発表した。新版の目玉は、iPad Proの半額程度で、定評のあるペンデバイス「Apple Pencil」を利用できる点だ。

 早速、筆者が使っているiPad Pro 10.5インチモデルと比較してみた。比較のポイントは、(1)ボディのサイズとデザイン、(2)画面サイズ、(3)プロセッサとストレージ容量、(4)Apple Pencil対応、(5)Smart Keyboard対応──の5点である。

シカゴの高校で基調講演を行った米アップルのティム・クックCEO(撮影:松村 太郎、以下同じ)
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iPad(第6世代)を紹介する米アップルのiOS、iPad、iPhoneのプロダクトマーケティング担当バイスプレジデント、Greg Joswiak氏
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セルラーモデルを選ぶならデザインに注意

 iPadは前面がディスプレイ、背面がアルミニウムのタブレットで、この構成は2010年の登場時から変わっていない。iPad(第6世代)に至ってはディスプレイサイズも9.7インチを維持する。

 一方、iPad Pro 10.5インチモデルはディスプレイ周りの縁が薄いが、ディスプレイが大きくなった分、きょう体サイズがわずかに大きい。iPad Pro(10.5インチ)の250.6mm×174.1mmに対し、iPad(第6世代)は240mm×169.5mm。ただし、厚みはiPad Pro(同)が6.1mmと、iPad(第6世代)の7.5mmに比べて大幅に薄い。

 重さはどちらもWi-Fiモデルで469gと同じだが、手に取ってみると、iPad(第6世代)は厚みがあるせいか軽く感じる。ディスプレイ周りの領域にも余裕があるため、画面に触れないように持ちやすいメリットがある。

 両者を並べてみると、iPad Proが採用する広色域ディスプレイ(P3)の発色の良さが目立つ。「ProMotion」と呼ぶ技術で、iPadの2倍の120MHzという高速なリフレッシュレートにも対応している。iPad Proのほうがディスプレイのキレの良さ、反応の良さを感じる。

 iPad(第6世代)はLightningコネクター側に2個のステレオスピーカーを搭載する。これに対してiPad Proは上部を含めて4個のスピーカーを備え、端末の向きによって自動的に左右のチャンネルが入れ替わる。ビデオを楽しみたい人には、ディスプレイとスピーカーの品質からiPad Proのほうが快適だろう。