農林水産省東北農政局が発注した東日本大震災の農地復旧工事を巡る入札不正問題で、農水省は6月22日、建設会社に再就職した農政局OBの働き掛けに応じて技術提案書の添削などをした職員1人を免職に、競合他社の技術提案書を提供した職員3人を1~6カ月の停職にする懲戒処分を発表した。併せて、これらの職員のうち2人がOBから金品や接待を受けていたことも明らかにした。

 今回の入札不正問題では、公正取引委員会が6月14日に、農政局職員7人が未公表の情報を漏らしたなどとして、農水省に再発防止を申し入れている。これを受け、農水省は昨年3月から独自に進めてきた農政局発注工事の談合疑惑調査も踏まえ、関係職員の処分を決定した。

農林水産省東北農政局の仙台東土地改良建設事業所。農水省は同事業所所管の工事に関係した職員を対象に入札情報漏洩などの調査をした(写真:農林水産省東北農政局)
[画像のクリックで拡大表示]

入札不正問題の概要
(資料:公正取引委員会)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は申し込み初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら