鹿島、大成建設、大林組、清水建設の大手建設会社4社の2018年3月期決算(単体)が出そろった。各社ともリニア中央新幹線の建設工事を巡る談合事件に揺れたが、業績への影響は限定的だった。

 談合を否定している鹿島は営業利益、経常利益、当期利益ともに過去最高を更新。公正取引委員会に談合を自主申告した大林組も、課徴金の見込み額など談合関連で41億円の特別損失を計上したが、営業利益と経常利益は前期を上回った。

 決算発表で会見した各社は、「事件の業績への影響はない」(大林組の小寺康雄専務執行役員)との見方でほぼ一致している。

■売上高
会社名 土木(百万円) 建築(百万円)その他(百万円) 全体(百万円)
鹿島 366,588(23.5) 752,677(▲9.9) 45,909(▲36.1) 1,165,175(▲3.2)
大成建設 317,917(1.7) 934,215(11.2) 21,182(▲11.8) 1,273,316(8.2)
大林組 287,429(▲2.4) 988,975(▲0.3) 17,657(▲2.9) 1,294,062(▲0.8)
清水建設 284,751(▲1.3) 912,655(▲4.6) 65,147(40.0) 1,262,554(▲2.2)
カッコ内は対前期増減率(%)
■受注高
会社名 土木(百万円) 建築(百万円) その他(百万円) 全体(百万円)
鹿島 303,221(▲16.8) 845,356(▲10.1) 51,507(13.5) 1,200,085(▲11.1)
大成建設 391,534(24.2) 1,004,938(▲0.4) 21,081(▲12.5) 1,417,554(5.1)
大林組 307,692(4.1) 995,425(▲5.4) 17,657(▲2.9) 1,320,775(▲3.4)
清水建設 289,842(▲7.0) 1,151,999(3.5) 63,735(5.0) 1,505,577(1.4)
カッコ内は対前期増減率(%)
■利益
会社名 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 当期純利益(百万円)
鹿島 135,188(8.6) 146,284(13.8) 100,320(22.7)
大成建設 157,645(32.9) 161,134(27.2) 112,125(23.1)
大林組 109,727(1.4) 117,850(1.1) 80,677(▲4.1)
清水建設 108,213(▲1.9) 113,116(▲1.5) 83,004(▲3.5)
カッコ内は対前期増減率(%)
■完成工事総利益率
会社名 土木(%) 建築(%) 全体(%)
鹿島 21.2(18.2) 14.0(13.4) 16.4(14.7)
大成建設 23.7(18.9) 14.3(13.0) 16.7(14.6)
大林組 17.2(16.1) 12.6(12.0) 13.6(13.0)
清水建設 13.2(12.3) 13.2(13.5) 13.2(13.2)
カッコ内は前期

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