福井県越前町で3月25日に発生した県道の法面の崩落は、岩盤などの風化が原因だった可能性があることが明らかになった。経年劣化を事前に把握するためには定期的な点検が有効だが、県は10年近く実施していなかった。県内には大規模な法面が多数あり、今のところ定期点検まで手が回らないという。

3月25日時点の崩落箇所。写真右下に法枠の残骸が見える(写真:福井県)
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 法面が崩落したのは県道264号越前織田線にある越前トンネルの南側坑口。切り土法面上部のモルタル吹き付け法枠で補強した箇所が、法長60m、幅46m、垂直高28mにわたって崩落した。その下のモルタル吹き付けで補強した部分は崩れなかった。土砂は路面まで流出したが、けが人は出ていない。

 現場付近では3月20日ごろに20mm程度の雨が降ったが、事故当日の25日は晴天だった。越前織田線は崩落箇所を含む延長約4kmが、現時点でも通行止めとなっている。

側面から見た崩落箇所。土砂に覆われた吹き付けモルタルは壊れていない(写真:福井県)
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