「社長をやってくれないか、そう言われたときは驚いた」。こう話すのはカジュアル衣料専門店「Right-on」で知られるライトオンの川崎純平社長だ。就任したのは2カ月足らずの2018年4月だ。

 川崎氏は1980年生まれの現在38歳で、茨城県つくば市が地元である。ライトオンは2018年4月に本社の営業系の機能を原宿本部(東京・渋谷)に移したが、それまではつくば市が本社だった。

ライトオンの川崎純平社長。2002年入社。2011年執行役員経営企画部長。この時期に、業務改革プロジェクトの一環でシステム刷新を担当し、CIOとして活躍する。2016年執行役員業務改革室長。2017年6月に執行役員経営企画本部副本部長兼業務改革室長。同年8月にはEコマース部長も兼務。2017年11月に取締役経営推進本部長兼業務改革室長兼Eコマース部長。2018年4月に代表取締役社長兼経営推進本部長(現職)。
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 川崎氏は2002年に入社し、店舗の販売員としてキャリアをスタートさせた。大学時代にもRight-onでアルバイト経験を持つ。店内でズボンを肩に載せて走り回ったり、ミシンを使ってジーンズのすそ上げを担当したりしていた。店長を経験した後、本社で経理や総務なども担当した。

 キャリアの中で転機となったと言えるのが、2011年8月のCIO(最高情報責任者)就任だ。当時、川崎氏は業務改革や経費削減などのプロジェクトを担っていた。その取り組みの一環でシステム費用の削減にも乗り出しており、システムの担当を任されることになった。当時31歳だった。

 川崎氏は当時をこう振り返る。「とにかく手を動かすのが好きで、社内だけでなく社外からもデータを見つけては資料をまとめたりしていた。『鉱脈はここにありますよ』と提案するためだ。これが武器だった」。

「Right-on」の原宿店舗
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