シリコンバレーに並ぶと言われるほどベンチャーやスタートアップの起業が盛んなイスラエル。同国のスタートアップと協業する日本企業も多くなってきたが、まだ一般的には同国は遠い国だ。イスラエルのスタートアップは日本企業をどう見ているのか、25年間、同国のスタートアップに投資を続けてきたベンチャーキャピタルPitango Venture CapitalのManaging General PartnerのChemi Peres氏に聞いた。

図 Pitango Venture CapitalのChemi Peres氏

25年間、あなたが投資してきた250社の中で、最も成功したスタートアップを3社挙げるとするなら、どういった会社になりますか。

 ここで3社を挙げることは、残りの247社を侮辱することになってしまいます(笑)。私たちが投資する企業の多くに共通するのは、デジタル化を通じて旧世界から新世界への移行を推進していることです。私たちがやることは、全てデジタル化に関連しています。例えば自動車業界はモビリティ(サービス)業界に移行しようとしています。その実現のためには多くの技術革新が必要です。例えば、自動運転に関する技術は、私たちが興味を持っている分野の1つになります。

 デジタル化を進めるのは医療業界も同じです。より多くの情報、より多くのセンサー、より確実な分析と予測、予防、より優れた医療処置、より良い使い勝手。新しいヘルスケアの世界があります。世界を作れるような企業に投資をしています。

 金融業界の変化も同様です。銀行はデジタル企業に変わりつつあります。支払いシステム、デジタル通貨、(既存システム)のクラウドサービスへの移行、ネットワークのセキュリティ技術などです。

 上述のようなさまざまな産業で、デジタルへの移行を推進するプラットフォームに投資しています。このプラットフォームは、人やモノをよりネットワークにつながりやすくしたり、データの蓄積や解析をより簡単にしたりできるものです。人工知能(AI)は、機械と人をより強く結びつけるでしょう。

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は申し込み初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら