鹿島は、海面に着水して水中を撮影するドローン「SWANS」(スワンズ)を開発した。サンゴや地形情報の調査に適用する。水生生物のモニタリングにドローンを用いるのは、業界初の試みだ。

鹿島が開発した水面浮体型のドローン「SWANS」。着水している状況(写真:鹿島)
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SWANSで着水後に撮影したサンゴ群集(写真:鹿島)
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 最大時速50km以上で目的の箇所まで飛行し、着水後は水面を移動しながら、水深約2~10mの水中の状況を撮影・計測する。約5000m2のサンゴ礁で試験を実施した。

 SWANSは、機体のローター部4カ所と中央部に浮力を持たせることで安定した着水を可能にした。機体下部のドームポート内に、動画と静止画を撮影する4Kカメラを搭載し、上空からの俯瞰(ふかん)画像や水中の画像を、GPS(全地球測位システム)の位置情報とともに即時的に伝送・記録する。

SWANSの飛行状況。幅86㎝、高さ34.5㎝、重量4㎏。飛行時間はバッテリー1台で20分。制御可能な距離は最大1㎞(写真:鹿島)
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 水中撮影した画像から、サンゴの分布状況や種類を判別できる。画像記録を撮影地点の位置情報とともにデータとして蓄積していくことで、サンゴの生育状況などの継続的な観察が可能になる。

 ドローンには水深を1㎜単位で計測できる超音波式のセンサーも搭載している。このセンサーには水温計が付いており、サンゴなどの水生生物の生育状況を評価するのに必要な水深と海水温を併せて計測する。

ドローンによる上空からの撮影画像(写真:鹿島)
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