BlackBerry KeyONEは、キーボード搭載のAndroidスマートフォン
(撮影:塩田紳二、以下同じ)
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 2018年も半分が過ぎようとしている今、取材で台湾に来ています。海外取材用のスマートフォンとして、キーボード付きの「BlackBerry KeyONE Limited Edition Black BBB100-7(以下KeyONE)」を持ってきました。実際に仕事で使ってみると、物理キーのありがたみを身にしみて感じます。

 KeyONEは日本国内でも販売されていますが「Limited Edition Black」は2枚のSIMカードを装着できる「デュアルSIM」仕様な点でちょっと違っています。海外では、日本との連絡用に国内でも使っているSIMカード、データ通信用に現地のSIMカードを使わなければならない関係で、デュアルSIMのスマートフォンが有利です。しかもKeyONEでは、片方のSIMがLTEで接続しているときにもう一方は3Gで待ち受けが可能です。

 スマートフォンを2台という選択肢もありますが、2台の機器のバッテリーを管理するのは面倒です。ただでさえ、海外取材中はデジタルカメラやレコーダーの電池残量を気にしなければならず、充電する機器は少ないほうが負担が小さくなります。もちろん、デュアルSIMで同時待ち受けが可能なスマートフォンならどれでもいいのですが、ここはキーボードが組み込まれたKeyONEを選択しました。購入はeBayで諸費用含めて5万円程度でした*1

*1 実は今月、後継機種が出る予定なのですが、海外取材もあるので、旧機種になることを承知で購入しました。

 なぜキーボード付きのKeyONEにこだわるのかというと、以前にBlackBerryシリーズを使っていたときの安心感が思い起こされるからです。BlackBerryを利用していた当時、記事の企画書などは電車の中でまとめていました。思いついたことをすばやくメモできるし、手書きと違って、あとで判読に苦しむようなこともありません。

 文字入力の効率では現在のタッチキーボードも負けてはいませんが、物理キーボードは押し込まなければキートップに指をかけていても入力されないという点で大きな違いがあります。スマートフォンを支えつつ、入力が可能なのです。タッチキーボードは、液晶面に指を置くと入力されてしまったり、アイコンを選択してしまったりと、いちいち指を離さなければなりません。

 このあたりがどうも不安な感じがして、筆者はどうしてもタッチキーボードになじめません。文章入力の途中で、いったん考えて入力が止まっているとき、指を浮かせている。この状態に強いストレスを感じてしまうのです。

 もちろんスマートフォンなので、例えば電車で座って入力しても肘を左右に張る必要もなく、脇を締めた状態で入力が可能です。指を置いたまま保持できるので、立ってつり革に指をかけながら両手の親指で入力することもでき、いわゆる満員電車でも安全に入力できるのは物理キーボードならではです。

 さてKeyONEは、どう進化しているのでしょうか。