ヘッドセットやヘッドホン。しかしBluetooth機器としてみると、どれもヘッドセットとヘッドホンの“機能”を持っている
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 突然ですが、音楽を聴くのに使う「ワイヤレスヘッドホン」と、通話もできる「ワイヤレスヘッドセット」。Bluetooth機器の定番である両者の違いを説明できますか? 複数のBluetooth機器をスマートフォンやPCと組み合わせて使うとき、意図せずワイレスヘッドホンで電話を受けてしまったり、ワイヤレスヘッドセットで音楽を再生してしまったりします。残念なことに、思い通りにBluetooth機器を使いこなすには、Bluetooth機器の中身を知る必要が出てくるのです。

 世の中はワイヤレス時代、多くのスマートフォンから有線ヘッドセット/ヘッドホンのコネクタが消え、ヘッドホンやヘッドセットの主流は、Bluetooth機器に移りつつあります。その結果、機能として違うものが、同じ外見を持つようになったのです。Bluetoothでは機能を定義した「プロファイル」を使い分けるのが仕様ですが、ユーザーの思い通りに動作するように設定するのは困難で、仕様が明らかでないケースも珍しくありません。一通りの知識を身に付け、快適なモバイル環境に一歩でも近づけるように気を付けるしかありません。

外見で見分けられないヘッドホンとヘッドセット

 これが有線の時代であれば、外見やプラグを見れば簡単に判別できました。有線のヘッドセット、ヘッドホンには次の3種類の製品があります。

  • 片耳型のヘッドセット
  • 両耳型のステレオヘッドホン
  • 両耳型のステレオヘッドホン兼用ヘッドセット

 片耳型のヘッドセットは、よくコンタクトセンターのイメージ画像で使われています。口元にマイクを配した構造で一目瞭然です。両耳型のヘッドセットとステレオヘッドホンは、最近ではマイクの小型化で見た目の違いはほとんどなくなったものの、ケーブルの先にあるプラグの形状や配線を調べることで判定が可能です。例えば、「両耳型ステレオヘッドホン」のプラグは、プラグ部分が3つに分かれている3極のミニプラグが使われています。これに対して両耳型のステレオヘッドホン兼用のヘッドセットでは、プラグ部分が4つに分かれた4極のミニプラグが使われています。

ステレオヘッドホンに使われる3極のミニプラグ。接点が3つあり、ステレオの音声を伝送できる
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ステレオヘッドホン兼用のヘッドセットに使われるミニプラグ。接点は4つ。ステレオの音声とマイクの信号を伝送できる
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