今回レビューするSIMフリースマートフォンは、中国ファーウェイ・テクノロジーズ(Huawei Technologies)の「HUAWEI Mate 10 lite」。日本では2017年11月に、フラッグシップの「HUAWEI Mate 10 Pro」と同時に発表されたミドルクラスモデルだ。しかし、Mate 10 ProとMate 10 liteは、それぞれ別シリーズと言っていいほど機能や特徴が異なる。

 Mate 10 Proは、HUAWEI P10/P10 Plusなどとともに、ファーウェイのフラッグシップの1つに位置付けられるハイエンドモデル。独ライカカメラ(Leica Camera)製のダブルレンズカメラを搭載し、フロントカメラもライカだ。さらに、AI処理に特化したプロセッサを内蔵するチップセットを搭載し、処理能力が速いだけでなく、省電力に優れていることもセールスポイントとしている。一方、Mate 10 liteは、背面・前面のどちらにもダブルレンズカメラを搭載しているが、ライカの技術は採り入れていない。ハードウエアのスペックとしてはミドルハイに位置付けられる。

 ややこしいことに、ファーウェイがグローバル展開するMateシリーズに、このMate 10 liteは含まれない。Mate 10 liteは、販売地域によって機種名が異なる。中国では「HUAWEI Maimang 6」、東南アジアでは「HUAWEI nova 2i」という機種名で売られているようだ。日本では、Pシリーズやnovaシリーズでも、機種名に「lite」と添えたモデルを発売し、価格性能比の高さが評価されてヒットしたモデルも多い。Mate 10 liteは「Mateシリーズの下位モデル」と捉えるよリも、コストパフォーマンス重視の「liteシリーズの中の1モデル」と捉えた方が比較しやすい。

 2018年5月9日時点の実売価格は4万6224円。価格に見合った満足感が得られるのか。率直な感想を述べていきたい。

流行りの縦長ディスプレーを搭載
(撮影:村元 正剛、以下同じ)
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背面にはデュアルカメラと指紋センサーを備える
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