台湾ASUSTeK Computerは、比較的手ごろな価格のパソコンを多く提供しているメーカーだが、中でも先日強烈なコストパフォーマンスのノートパソコン「VivoBook 15 X542BP」が登場した。今回は、この機種をレビューする。

 同社にはZenBookなど、ノートパソコンのシリーズが多数あるが、VivoBookは手ごろな価格とスタイリッシュなデザインを両立したスタンダードノートのシリーズである。A4ノートとモバイルノートがラインアップされている。

 VivoBook 15 X542BPは、15.6インチ液晶を搭載するいわゆるA4ノートだ。価格は直販で8万6184円(税込)である。単に安価なA4ノートパソコンであれば、型落ちモデルなどが3万円台でも買える。VivoBook 15 X542BPはバランスが取れた構成ながら安いのがポイントだと言える。まずは、外観からチェックしていこう。

スタンダードなA4ノートのVivoBook 15 X542BPをレビューする
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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樹脂だがさほどチープさはない

 コストパフォーマンスを追求するノートは、一般的な傾向として外装に塗装をしていないモデルが多い。だが、プラスチックむき出しのボディーだとチープに見えてしまう。そこで、一時期はインプリント成形が流行したのだが、このモデルは表面加工で特色を打ち出している。

 天板は、ASUSが独自の意匠としているスピン加工を施す。同心円の微細なスリットを施すことで、樹脂の光沢を抑えているのだ。手触りは少しざらついており、子供の頃に遊んだ角度を変えると絵が変わるシールのような質感だ。手が滑らずとてもよい。

 パームレスト部分もちょっと凝ったデザインだ。キーボードの下にも一面にドットを拝しており、こちらも2つの同心円を描く。また、パームレスト部分は、縦方向のヘアライン仕上げだ。

 天板を含む全体がさらりとした感触で、汚れや指紋が目立たないのもうれしい。カラーは天板が濃紺でパームレストは部分的にくすんだシルバー、底面は黒と、非常に落ち着いている。仕事にはもちろんお勧めだが、家庭で使うにも樹脂への装飾がよいのでチープさは感じないだろう。

天板はスピン加工された樹脂だ
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細かな同心円が刻まれており、見る角度を変えると表情が変化する
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パームレストはヘアライン、キーボード部分もドット加工されている
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