韓国LGエレクトロニクス(LG Electronics)の組み込み向けOS「webOS」がPCボード「Raspberry Pi(ラズパイ)」を動作環境として2018年3月18日にオープンソースソフトウエア(OSS)化されました。ラズパイ3用のOSイメージを試せます。

webOSのデスクトップ。PCボード「Raspberry Pi(ラズパイ)」で動作する
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 webOSは、PDAで一世を風靡した米パーム(Palm)が開発したモバイル端末向けOSです。旧Hewlett-PackardがPalmを買収し、2012年8月にOSSとして公開。その後2013年に韓国LGエレクトロニクス(LG Electronics)がHPからwebOSを事業買収し、LG製テレビなどのOSとして利用されていました。今回再公開されたwebOSは、ソースコードからラズパイ用のOSイメージファイルを生成(ビルド)できます。

ラズパイ用イメージを作成

 ビルド環境はLinuxディストリビューションの「Ubuntu 14.04 LTS」を想定しています。現行の「Ubuntu 16.04 LTS」ではビルドに失敗します。メモリー容量は8Gバイト以上、ドライブの空き容量は100Gバイト以上が必須です。物理4コア、メモリーが16GバイトのPCで試したところ、ビルドに4時間ほどかかりました。

 ここではUbuntuの公式サイトから「ubuntu-14.04.5-desktop-amd64.iso」をダウンロードし、PCまたは仮想マシンに導入してビルド環境を整えます。インストール時に言語に「日本語」を選び、画面の案内に従ってインストールしてください。

 Ubuntu環境が用意できたら、イメージファイルを生成(ビルド)するために、環境を整えるスクリプトを「git」コマンドでダウンロードします。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get install git
$ git clone https://github.com/webosose/build-webos.git
$ cd build-webos