「自分の夢であり、ソニーの象徴だ」。ソニーの平井一夫社長は2018年1月に開催された「CES」の場で、このように語り、生まれ変わった犬型ロボット「aibo」を世界に紹介した。

 これまでソニーのエンジニアを取材する際、初代「AIBO」についての話を振ると、「多くの人に愛された事業をやめてしまったこと」「先進性と革新性を追求するソニーらしい事業をやめてしまったこと」が、少なからず同社社員の心の傷になっている様子が見えた。平井氏はaiboの開発に着手した後、「社員の目が輝いている。私自身、開発工程を目にして感動した」とその存在意義を語っている。

 その一方で、aiboがビジネスとして、どのような実利を生み出すのか、その道筋は明確になっていない。aiboには、米アマゾンドットコム(Amazon.com)や米グーグル(Google)のスマートスピーカーと同様に、ユーザーのありのままの生活の様子を知るツールとなり得る可能性がある。ただし、現時点でスマートスピーカーを市場投入した企業各社のような取得した情報を生かすサービスのかたちを示してはいない。今回のテクノ大喜利では、再登場したaiboの意義と実利について議論した。

【質問1】aiboを復活させたことで、ソニーの技術開発や製品開発に、どのような効果が及ぶと思われますか?
【質問2】新しいaiboの事業は、ソニーの業績を直接押し上げる実利を生み出す可能性があると思われますか?
【質問3】AIBOの事業停止し、その後aibo事業を再開したソニーから、他の企業は何を学べると思われますか?

 3つの質問に対するそれぞれの回答者による回答要旨は、以下の表の通りだ。

[画像のクリックで拡大表示]
表1 テクノ大喜利「愛されaiboの意義と実利」

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は申し込み初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら