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イントランスHRMソリューションズ 代表取締役 竹村孝宏氏

 職場を見渡してみると、周りには「好かれる人」と「嫌われる人」がいます。人間関係を良好にしていくためには好かれることの方がいろいろとメリットが多いはずです。メリットの有無にかかわらず、心情的にもできれば好かれる人になりたいものです。

 では、好かれる人と嫌われる人は、どこに差があるのでしょうか。ポイントは、普段のコミュニケーションの中にあります。職場で好かれる人の5つの特徴を見てみましょう。

[1]相手に合った言葉を選ぶ
 同じ言葉でも話す相手によっては、不快にさせたり、嬉しい気持ちにさせたりします。職場で好かれる人は、上司や部下、周りの人それぞれの立場や性格に合わせて、うまく言葉を選ぶことができます。

 例えば、体調が悪くて仕事を休んだ翌朝、「ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」と言われるのが当然と思っている人。「休んでいる間、仕事を助けていただいてありがとうございました」と声を掛けられるとうれしく感じる人──。人によって違います。

 言葉の意味合いは同じでも、相手によって捉え方が変わることが少なくありません。相手がどのようなタイプかを把握し、状況に応じて使い分けるボキャブラリーを持っている人は職場で好かれる人です。顧客や取引先と話をするときにも、言葉の選び方1つで印象が全く変わります。

[2]最初から質問しない
 聞き手の質問は、相手の話を引き出す効果があります。でも、相手の言いたいことを遮って、話の道筋をそらしてしまうこともあります。

 「先週、ちょっとおしゃれなイタリアンの店に行ったんだ」と話し始めた相手に、「へえー、誰と行ったの?」「そのお店、1人いくらぐらい?」などと続けると、相手の話したかった道筋と違う方向に行ってしまうかもしれません。もしかしたら相手は、「お店に入ったら、取引先の部長にばったり会って…」とか「サービスがすごく良くて、自分の会社にも取り入れられないかなと思って…」などと話したかったのかもしれないのです。相手は、話したかった道筋に合わない質問が来ると、話したかったことを忘れてしまったり、話す気がなくなってしまったりする可能性があります。

 質問は、効果的に使うことで話を盛り上げることができます。しかし、自分の興味の向くままに使ってしまうと、相手の話題を奪ってしまったり、相手の話す意欲を削いでしまったりすることにもなりかねません。

 いきなり質問するのではなく、最初はまず、「いいね!」とあいづちを打って、相手から次の言葉が出て来るのを待ってみましょう。