前回のセミナーにはなかった、新たに加わる内容があれば、ご紹介ください。

 (2017年10月開催の)前回のセミナーで、キーレスエントリーのアンテナの事例をお話しました。キーが車内にあるか、また、車外のどこにあるかを判断するために、複数のアンテナを車内に配置します。しかし、これは重量がかさみます。そこで、キーレスエントリーに人体通信技術を導入し、アンテナ数を減らすアイデアをお話ししました。

 セミナーでの質疑応答では、この人体通信に関するご質問が多かったので、今回のセミナーでは人体通信についての内容を詳細にお話したいと思います。

今回のセミナーで、特に力点を置いて説明するポイントは。

 「アンテナは電磁気学で用いる複雑な式を用いて設計する」という印象を持っている方が多いと思います。確かに電磁気学の知識はあるに越したことはありませんが、その電磁気学をベクトル演算子としての数式と捉えずに、数式と電波の振る舞いを対応させると、アンテナから飛び出していく電波が見えるように思え、アンテナ設計を身近なものとして捉えられます。

 また、実際のアンテナを設計するときの「とっかかり」が分からないと、どこから手をつければよいのか分からなくなります。アンテナは共振器ですから、アンテナを空間に配置する時には1/2波長の電線、車体を併用すれば1/4波長の電線を基本として設計をスタートすれば、アンテナ設計は難しくありません。

今回のセミナーは、どのような方々に参加いただきたいですか?

 アンテナ設計を業務で担当することになってしまったが、実は電磁気学が苦手と思ってにたり、アンテナ設計は難しいと不安を持っている方にご参加していただきたいと思います。

セミナーを受講することで、どのようなスキルを身に付けることができるのか、ご紹介ください。

 セミナーにご参加いただくだけで、実際のアンテナ設計ができるようになります。また、難しい電磁気学の参考書を見て、今まで難解で訳が分からないと感じていた数式が、このセミナーを受講された後では、その式を見るだけでアンテナから放射する電波が頭の中で見えるようになってきます。