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 前回の電動パーキングブレーキ用ECUに続き、日産自動車「リーフ」の分解プロジェクトの調査結果を報告したい。今回は、走行中に前方の障害物を検知する前方監視ユニットを取り上げる。

リーフの前方監視ユニットの外観
ユニットの製造は米TRWオートモーティブ。2015年にドイツZFフリードリヒスハーフェンに買収され、現在はその傘下にある
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 前方監視の手法は、使用するハードウエアによって大きく3つに分かれる。1つはカメラを使用するタイプ、2つめは電磁波の一種であるミリ波レーダーを使用するタイプ、そして3つめがレーザーを使う「LIDAR」(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)である。いずれの方法も、探知距離や天候条件などにより一長一短がある。

 2017年7月に開催された半導体サプライチェーン展示会「SEMICON West」における米インテル(Intel)の基調講演「自動運転のビッグデータ」(Big Data In Autonomous Driving)によると、カメラは探知距離は長いが夜間の暗さや霧に弱い。ミリ波レーダーは全天候型だが探知距離は150m程度。LIDARは雨や雪に弱いという(関連記事「5Gや自動運転の理想と現実、海外イベントが教えてくれたこと」)。

 リーフは、このうちカメラを使用する。カメラは単眼であり、前方監視ユニットに収納されている。搭載位置はフロントウインドーの内側、ルームミラーの裏側あたりである。

SEMICON WestのIntel基調講演
米Intel社Automated Driving Group担当Vice PresidentのKatherine S. Winter氏がカメラ、ミリ波レーダー、LIDARそれぞれの一長一短を解説した
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