クリーク・アンド・リバー社は、中国アイデアレンズテクノロジー(Idealens Technology)のVR(Virtual Reality)用ヘッドマウントディスプレー(HMD)の新製品「IDEALENS K3」を、2018年6月20~22日に東京ビッグサイトで開催された「3D&バーチャルリアリティ展」で展示した。同製品の日本での展示はこれが初めて。今回の展示を機に、受注を開始した。クリーク・アンド・リバー社は、アイデアレンズテクノロジーのVR用HMDの販売を以前から手掛けており、IDEALENS K3についても2018年1月から中国で企業向けに販売していた。今後は日本でも販売する。ただし、日本では当面は受注生産となる。

「IDEALENS K3」の外観
[画像のクリックで拡大表示]

 IDEALENS K3は、単体で動作するスタンドアローン型のHMDである。ディスプレーには5.7型の有機ELパネルを使用する。画素数は2560×1440で、視野角は約120度。本体システムは、スマートフォン向けOS「Android 7」を基礎とする独自OS「Ideal OS」を搭載。頭部の3軸の回転だけを検出する「3DoF(Degrees of Freedom)」に対応する。バッテリーをヘッドバンドの後頭部側に内蔵しているのが特徴で、他社のHMDと比べて装着時にディスプレー側に重心が偏りにくい。頭部の前方にだけ重さを感じることがなく、装着感が向上する。ヘッドバンド部分を除いた重さは約370gである。

IDEALENS K3を装着している様子
ヘッドバンドの後頭部の部分にある大きな白い部分に、バッテリーが内蔵されている。
[画像のクリックで拡大表示]

 同社の現在の主力製品である「IDEALENS K2+」に対しては、チップセットの性能とディスプレーのリフレッシュレートがそれぞれ向上したほか、バッテリー容量が増加した。チップセットは、韓国サムスン電子の「Exynos 7420」から「同 8890」へ世代が進化した。ディスプレーのリフレッシュレートは最大75Hzから90Hzに向上した。バッテリー容量は、3800mAhから5000mAhに増加した。連続駆動時間は4時間を超えるという。このほか、メモリー容量は3Gバイトから4Gバイトとなり、ストレージ容量は32Gバイトから64Gバイトに増加した。さらにIDEALENS K3では、本体の左右に新たに内蔵スピーカーを搭載した。IDEALENS K2+向けに販売している3DoF対応のコントローラー「IDEALENS H2」にも対応する。

IDEALENS K3のレンズ部分を撮影した写真
本体の左右両端の白い外装にある黒い部分がスピーカーである。鼻の部分の隙間にはマイクが内蔵されている。レンズは可動式で、瞳孔間距離の調整にも対応する。
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は申し込み初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら