シャープは蛍光材料を用いずに緑色(波長520nm)で発光する出力130mWの半導体レーザー素子を開発し、2018年10月に量産すると発表した。緑色発光で出力100mW超は同社としては初めてで、「(ビーム形状が丸い)シングルモード品では業界でも最高水準の出力」(同社)という。

 シャープは2017年10月に緑色発光半導体レーザー素子を発表しているが、波長は515nmとやや青みがかっており、出力は30mWだった。今回は、発光出力を4倍超に高めると同時に緑色の純度も高めた。しきい値電流は100mA。動作電流は標準で300mA、動作電圧は同6.8V。投入電力を光に変換する際の効率は6.37%だとする。ビーム広がり角は平行で標準7度、垂直で同22.5度。

シャープの新旧の緑色発光レーザーの比較のデモ
右が新たに開発した波長520nm、130mW出力品。左は既存の素子で波長515nm、出力30mW。左はやや青みがかっているのが分かる。
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 新たに量産する緑色レーザー素子は、直径(Φ)5.6mm TO-CANタイプの「GH0521DA2G」と、Φ3.8 TO-CANタイプの「GH0521DA5G」の2品。サンプル価格は共に税込みで1万800円。2018年8月上旬にサンプル出荷、同10月上旬に量産を始める。量産規模は月産50万個だとする。

シャープの半導体レーザーの形状サンプル
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開発した緑色発光レーザーと同タイプ(Φ 5.6mm TO-CAN)の素子
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