宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2018年6月7日、小惑星探査機「はやぶさ2」が目標の小惑星「リュウグウ」(地球からの距離は約3億km)に同月27日前後に到着する予定であることを発表した(図1)。はやぶさ2は、2014年12月3日の打ち上げ以来、順調に航行を続けており、往路におけるイオンエンジンの運用を予定より早い6月3日に終えている(図2)。予定より2日前倒しの3日に、小惑星への接近誘導を開始した。

JAXAが2018年6月7日に開催した記者会見の様子
図1 JAXAが2018年6月7日に開催した記者会見の様子
小惑星探査機「はやぶさ2」が目標の小惑星「リュウグウ」に6月27日前後に到着する予定であることを発表した。右がはやぶさ2プロジェクトのミッションマネージャの吉川真氏、左が同イオンエンジン担当の西山和孝氏。
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はやぶさ2を搭載した「H-IIA」ロケット26号機の打ち上げ
図2 はやぶさ2を搭載した「H-IIA」ロケット26号機の打ち上げ
2014年12月3日、種子島宇宙センターから打ち上げられた。
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 6月6日午前4時15分ころのリュウグウまでの距離は約2600km。探査機に搭載した光学航法カメラ(OCN)でリュウグウの方向を撮影し割り出した(図3)。取得した画像から、リュウグウの直径は約900mほどと見られるが、まだ距離が遠いため形は分からないとしている。形が分かるのは1~2週間後になりそうという。

望遠の光学航法カメラ(OCN-T)で2018年6月6日午前4:15(日本時間)に撮影したリュウグウ
図3 望遠の光学航法カメラ(OCN-T)で2018年6月6日午前4:15(日本時間)に撮影したリュウグウ
視野は6.3×6.3度。露出時間178秒。リュウグウは探査機から見るとふたご座(Gem)の方向にあり、リュウグウまでの距離は約2600km。出所:JAXA, 京都大学, 日本スペースガード協会, ソウル大学, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研
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