イオンは2018年4月11日、米国のベンチャー企業Boxedに出資すると発表した。イオンは2020年までに5000億円を投じてデジタル化を推進するとしており、第一弾として米ベンチャーへの出資に動いた。今後イオンはBoxedの物流幹部を受け入れ、物流やデータ分析のノウハウを取得するとしている。一方、Boxedの日本での知名度は低い。イオンの発表資料では、「高度に自動化された物流システムやAIを活用したアルゴリズムによる高い顧客提案力を有し」ていると記すだけにとどまる。Boxedとは、いったいどのような企業なのか。

物流センター担当は元アマゾン

扱う商品の種類を厳選し、商品を「かたまり」で売ることで価格を安く抑える

 Boxedは2013年に設立されたベンチャーで、「モバイル版コストコ」とも言われるサービス「Boxed」を提供する。日用品をバルクで売るホールセールであることを強みに、商品価格を安く抑え、米アマゾン・ドット・コムと違ったポジションを築き急成長している。トイレットペーパーなどの基本商品には、PB商品もあり、利益率向上に貢献している。2016年には売上高が1億ドル(約100億円)を超えた。

 イオンがその「ノウハウ」と語る物流については、すでに米国に4拠点のフルフィルメントセンターを置く。自動化やロボットの技術開発に積極的に投資。そのための人材は他社からリクルーティングしている。例えば、物流センターの自動化担当は、米アマゾン・ドット・コム出身者だ。

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