監視カメラ向け画像処理ICのベンチャー企業である米Techpoint社は、CMOSイメージセンサー市場に参入する。監視カメラ市場で大半のシェアをもつ中国メーカーへ、価格性能比に優れた製品を2019年から提供、一気に2~3割のシェアを獲得する狙いだ。

 監視カメラのうち、オフィスや工場などで使われる産業用途に向ける。産業用途のCMOSセンサー市場では、中国のセンサーメーカーが低価格を強みとして急激に存在感を高めている。高性能だが高価格の既存の日本製は劣勢にあるようだ。Techpoint社は「性能と価格が、中国製と日本製の間のバランスのとれた製品で、中国センサーメーカーから市場を奪う」(同社President & CEOの小里文宏氏)。

 同社は、CMOSセンサーの出力をアナログ信号のまま伝送する送受信ICで成長を続けている。小里氏が米国シリコンバレーで2012年に設立した。2017年12月期の売上高は約35億円だった。産業用途では、敷設済みの同軸ケーブルを生かせる監視カメラの需要が根強く、同社のアナログ送受信ICが市場で受け入れられているとする。今回のCMOSセンサーは、送受信ICで築いた顧客にセット販売していく。

「監視カメラ市場はまだまだ伸びる」と言う社長の小里氏

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